夏休み大遠征 第1章 ~岡山はクソ~
今回の遠征は大きいものである。
まず生活拠点が京都に移される。理由は、中学時代からの腐れ縁、秀の家に泊めてもらうためである。腐れ縁というかゴミというか。
名古屋に行き、設計会社C社のインターンシップを受ける。
北海道に行き、北海道を回ってトワイライトエクスプレスで帰る。
山梨に行き、鉄道会社F社のインターンシップを受ける。
これらを、京都を拠点にして行う。
秀と一緒に18きっぷで京都に向かうことにした。私は熊本から両者の実家がある瀬高まで移動し、秀と合流、一緒に京都へ向かうことにした。
8月22日
早朝、まどマギDVDを見ながら時間をつぶし、輪行のためチャリを解体して最寄り駅まで担いで行った。
なぜ駅までチャリを押して駅で解体するという考えが思いつかなかったのか。
余裕をもって始発で行くつもりだったが1本遅れた。まあ始発もその1本後も、乗り換えの都合で結果は変わらないのである。
はずだった。
瀬高駅にて秀と合流。そこで見たのは
「大雨のため列車に遅れ、運休」
次出る電車は12分後
じゃない。時刻表と違うぞ。そういうことか。
秀キレる。そりゃそうだ。俺が乗ってきた電車に乗ればよかったんだからな。
まあそれでも遅れ30分程度。そこまで致命的な遅れではない。
はずだった。
次の電車は二日市で後続の快速列車に接続らしい。
二日市1番乗り場に到着後、接続列車は階段上って別のホームの3番乗り場だと駅員は言う。チャリもって階段乗降大変なんやで。言われた列車に乗る。
だが、1番乗り場のホームの向かい側2番乗り場に後から列車が来て、こちらの列車より先に発車した。
あっちの方が快速じゃねえか!!
博多駅でまた乗り換えの必要が出てきた。この地点で11時前。すでに私が熊本を出発して5時間以上経過していた。
次発は準快速小倉行き。電光掲示板にそう書いてある。とりあえずこれに乗れば九州脱出までリーチや。
とりあえず二人ともトイレをすませた。もう一度電光掲示板を見ると先ほどの準快速が無くなってる。どういうことだ。
駅員「あ、大雨のため運転見合わせとなりました」
両者これにはさすがに憤怒
もちろん駅員にあたってもどうしようもないのでさらに次の快速を待つ。
なんとか九州を脱出し下関に到着。この地点で昼過ぎ。果たして本日中に京都にたどり着けるのか・・・?
下関では岩国行きの列車が1時間以上待ち。モスで昼飯をとって時間をつぶした。そもそも今まででひとつでも順調にいっていれば乗り換えに10分もかからず、前の列車に乗れたはず。
岩国からさらに広島へ。後続の列車がより先に進めてくれるが、九州でのトラウマが強く、とにかくできるだけ早く、できるだけ遠く行こうという方針のため何もない駅で長時間の乗り換えを余儀なくされた。
広島で途中下車し、ちょっとお土産を買ってさらに糸崎へ。糸崎で岡山行きの列車に乗り換える。
糸崎駅から岡山駅行きの列車にはトラウマがある。以前冬コミに行ったときに、同じ列車に乗ったが、東福山駅で急病人のため27分遅れ、岡山駅で人身事故のため1時間半遅れを食らい、乗る予定だったムーンライトながらを逃したどころか、名古屋まで行くことすらできず、大垣での宿泊を余儀なくされたことがある。
鬼門の東福山駅は何事もなかった。倉敷駅に到着の際、秀と同時に「倉敷商業」と言うくらいには野球バカ。雰囲気がよかった。
こうして岡山駅まであと2駅。そんなときに事件は起こった。
「前方車両の故障のため信号停車します」
車掌のアナウンス。前回岡山駅で足止め食らったときとまったく同じシチュエーションなんですが。
岡山駅到着時には21時をまわっていた。長旅の疲労。幾重もの遅れ。もう怒りは限界であった。それにとどめをさすのが岡山駅3,4番乗り場接近メロディーである。
岡山駅接近メロディー 「線路は続くよどこまでも」 - YouTube
無駄に壮大な前奏
煽りスキル満載のメロディー
線路は続いても列車は出ない
そもそも接近メロディーだから、この音楽を聴くと、「お、やっと出れるのか」って思うじゃん。
4回くらい、遅れのために足止め食らった人達を降ろす回送列車が来るたびにこのメロディーを聞かされたのである。
しかもこうやって足止め食らうのであれば、仮に今まですべて順調にいってたとしても結局ここで ・・・
書ききれない岡山へ怒り。姫路で新快速京都行(終電)になんとか乗れたときの達成感。長かった。まだ終わってないけど。
最終鬼門高槻駅(いわゆる高槻メンヘラ)もクリアし、なんとかその日のうち(25時)に京都駅に到着した。
その日の夜はタクシーで秀の家まで向かわざるを得なかったがまあ仕方ないだろう。
なお、京都駅前の牛丼店なか卯にて頼んだ飯がお互い確認しあってもないのに(券売機方式なので)、メニューからドレッシングまで丸被り。
ホモだと疑われても仕方ない。