夏休み大遠征 第4章 ~今もっとも網走が似合う男~
9月2日
西帯広駅から帯広駅までキハ40系気動車で移動。帯広でスーパーおおぞら(第3章参照)に乗り換える。
往年の名車キハ40系(JR北海道カラー)
こうして釧路まで移動。さらに釧路では「くしろ湿原ノロッコ1号」塘路行きに乗り換える。
ノロッコとは、釧路湿原や富良野のラベンダー畑など景色を楽しむために低速運転する様子の「ノロノロ」と先頭がディーゼル機関車でそこから客車が連なる「トロッコ」の組み合わせの造語である。そのまんま。
車窓から見た釧路湿原
塘路駅で数十分待った後に折り返し、釧路湿原駅で下車。展望台へ徒歩で向かう。
展望台から見た釧路湿原。蚊がクッソ多かった。
1時間後に来た列車は摩周・川湯温泉足湯めぐり号
この列車、摩周駅と川湯温泉駅で十数分停車し、その駅にある足湯につかることができる。ただ、網走方面まで乗り換えなしで抜ける列車は少ないので、単純に網走まで抜けたい地元利用者も多かった。ってかそもそも使ってる車両は普通の通勤列車だし。
3時間強かけ、夕方網走に到着。翌日網走観光の予定であったが、あいにく網走にもネカフェはない。
ここでやっぱりフリーパスの利を生かす。
網走から1時間弱の北見まで移動する。北見は帯広同様商業都市であり、ネカフェもある。
ということで、網走駅で特急オホーツクに乗り換える。
18時過ぎに北見駅に到着。晩飯に焼肉に行った。焼肉に玉ねぎは欠かせない厨なので、北見名産の玉ねぎも食った。
もちろん一人で
9月3日
ネカフェ最寄り駅の西北見駅から普通列車で網走駅まで移動。ちなみに特急の始発に乗っても網走到着は12時を過ぎる。札幌から来てるので到着はかなり遅くなるのだ。
網走駅からバスに乗り換え、目指した先は
網走監獄
今から投獄されますグッバイ。ってなんでやねん。
これは確かに旧網走監獄であるが、今は博物館網走監獄となっている。ちなみに少し離れたところに現在のそれである網走刑務所がある。
網走はもともと何もなかったが旭川までの道を開拓するため、網走の住民を大きく超える人数の囚人たちが送り込まれた。死者を多く出した過酷な開拓作業により、旭川ー北見ー網走の道が開通した。この道沿いの町の発展はこれらの犠牲の上にある。
そうです。結構いろいろ楽しめた施設だった。
看守と犯罪者
あとは昼に青いカレーの流氷カレーを食っては
流氷(一応本物)見たり
クリオネ見たくらい。
特急オホーツクで札幌まで戻り、晩飯には札幌と言えばコレ、みそラーメンを食ってやっぱりネカフェで泊まった。これで道東編はおしまい。
翌日は道北。北の大地まで来たんだから、その北の最果てまで行ってやろうじゃないか。