C89後編
コミケに参戦するといったな、
あれは嘘だ。
いやまあ半分ホントなんですが、12月29日コミケ1日目。
この日は女性向けがほとんどであり、
めぼしいサークルがないので秋葉原で1日目の代わりを行う。
スクリーンに3人組ユニットが映ってそう
乳首黒そう
ハノケチェン!!
12月30日
ついにきましたビッグサイト。
時刻は8時前。
始発や徹夜で並んだ人たちであふれかえっていた。
徹夜は規約違反なのでやめとこうね。
しかしそこまでしてでも望むものを追い求める人たち。
最悪始発までに並ばなければ戦況は厳しくなる。
前回参戦時は、徹夜こそしてないが、
始発前にタクシーで来て並ぶというグレーゾーンで攻めたが、
それでも入場に1時間ほどかかり、
さらに待機列に2時間ほど並んだあげく、
目当てのものが売り切れだった、という同行者もいた。
なお、現在は始発前に並ぶのは禁止と明記されています。
では我々はなぜ始発で来ず、悠々と8時に来たのか。
サークルチケットで先行入場できるからである。
余りのチケットを譲っていただいたTニキには
この場を借りて感謝申し上げたい。
今回はコミケ内についてあまり語ろうというわけではない。
ただ、先行入場のアドバンテージは圧倒的であった。
始発組よりさらに早く並べるからである。
もし、先行入場したいのであればキミも同人活動を始めよう!
なお、絵も描けない何もできない無能な私がこうして
サークル参加させてもらえるのは、
絵師(某氏)が絵を描きサークル参加し、
余りのチケットを私に分けるのと引き換えに
私がコミケとそれに付随した旅行の計画・全手配をする
という等価交換が成り立っているからである。
計画や手配なんて誰でもできる仕事をするだけで
コミケにサークル参加させていただける某氏らには
改めてこの場を借りて感謝申し上げたい。
なお、某氏は3日目に18禁同人誌の出品で参加しました。
2日目はカメラマンに囲まれる
しまかぜのレイヤーの構図を見たり
お台場に行っては
ガンダムを眺めるなど
翌日参加した3日目は帰りに超大手サークル、
国際展示場駅で押しつぶされるなどして
大森のカプセルホテルに到着。
ガキ使、紅白に変えてμ'sを見るなどして年を越したのであった。
2016年1月1日
この日も秋葉原に来た。通称「4日目」である。
コミケ直後は新商品が多く入荷する。
帰りの飛行機までにいろんなものを買いあさるのだ。
が、私は秋葉原に着くやいなや行列に並ぶ。
まさにコミケ4日目である。
そう、これから神田明神に初詣に行くのだ。
大人気サークルである。
この神田明神、1300年続く由緒正しい神社であるが、
ラブライブ!の作品中にも多く登場し、聖地としても有名になった。
初詣を済ませて絵馬をのぞいてみると、
μ'sのファイナルライブについての絵馬がずらり。
この年にμ'sは解散となったのだ。
ちなみに公式自らコラボしている。
私も絵馬を買った。
何を願ったかは覚えていない。
おみくじは大吉であった。
なお、この年は盆休み無し53連勤をキメるなど
最悪な年であった。
階段ダッシュをキメてそうな男坂を下って12時すぎ。
さて、昼に何食おうかなーと考えていると、
いっつんから電話が来た。
「今から渋谷来て」
それだけだった。
は?
秋葉原から渋谷。
山手線の反対側。
ホームから一気にアウェイへ。
甲子園レフトスタンドの巨人ファンのような気持ちで
ハチ公前で待っていたら、彼が10分くらい遅れてきた。
その先は覚えていない、
が。時刻は17時前。そろそろ秋葉原に戻ってもいい頃だ。
俺「18時には秋葉原戻らないかんけん」
い「お、それじゃあ初詣に東京大神宮行こうぜ」
彼の国語力は少なくとも俺よりは圧倒的に上だ。
知能が低い方である俺の発言の文脈を読み取れないわけがない。あってはならない。
それとも頭がイっているのだろうか。
俺「初詣はもう済ませたわ」
い「三社参りとかいうやろ?あと2つは行くんだぜ?」
頭がイっていた。
彼女ができそうでできず頭のネジ飛んだんやろうなあ、
かわいそうに
マジで狂ってやがる。
時間的にヤバい。すでに薄暗いし。
完全に日が落ちてもまだ進まない。
なんだあの看板。
コイツは目がイっていた。
なんとか済まして急いで秋葉原に戻った。
集合時間には思いっきり遅れたが、
後に乗る予定だったバスには間に合った。
バスで向かった先は大江戸温泉物語。
ここで温泉につかり仮眠をとる。
早朝の羽田空港送迎バスまでセットという
ピンズトなプランがあったのだ。
予約制なので使う方は確認されたし。
http://daiba.ooedoonsen.jp/other/flight01.html
こうして羽田から福岡空港へ飛び、博多駅で解散。
第89回コミケは幕を閉じたのであった。
なお数日後、いっつんから彼女ができた旨の電話がきた。
あのときすでに彼女がいたのだ。
あんなクレイジーサイコパス野郎に彼女ができて
俺にできないのはなぜだ。
人生は大凶である。