山陰卒業旅行後編
おはようございます。
私はネカフェ近くのバス停からバスに乗り、
白兎神社(はくとじんじゃ)にやってきました。
因幡の白兎は日本神話に出てくるものであり、出雲の神々が関わってくる。
そのため、先に出た出雲大社とも密接に関わっている。
http://www.izumooyashiro.or.jp/about/inaba
大きな神社とは言えないが、こちらも前回紹介した出雲大社に決して負けずとも劣らない、由緒ある神社である。
さて、物語を要約すると
「白兎を助けた主人公(主神公?)がご縁を取り持ってもらった」
というものだ。
そのため、恋人の聖地、縁結びの聖地としてかなり早い時期から有名となった。
もちろん、私もあやからないわけにはいかない。
白兎神社webページには
(前略)大国主命と八上姫との縁を取りもたれた(仲人された)縁結びの神様として、特に、かなわぬ恋をかなえ、特定の人との親交を深めると信仰されており(後略)
とある。
これは、「意中の人」がいなければ叶う恋も叶わぬという解釈にも取れる。
この時から2年以上たっても彼女が出来る気配を微塵にも感じない理由。
あーそーゆーことね、完全に理解した。←わかっていない
神社のすぐそばからは日本海が見える。海水浴場だろうか。
海水浴場だった。
まだ3月だというのになぜ泳ごうとするのか。
パノラマで見ることができる。
そしてこの写真の画面右。
拡大すると
画面中央に、鳥取砂丘が見える。
肉眼で見えるかは微妙なレベルだ。
今度はここ、鳥取砂丘に向かう。
バスで最寄りの末恒駅まで戻る。5分乗り換えだったのに、
バスは少し遅れ、さらにはバス停と駅は500mばかし離れており、
2面4線の高架駅。もちろん、ターミナル駅として、鳥取県東部では中心的な役割を持つ駅である。
バスに乗って鳥取砂丘へ向かう。
降りた先でリフトに乗り、林の合間を行く。
さらに砂の上を歩くと砂丘に到着した。
「日本一のスナバ」である。
園児が1000人くらいいてもまだまだ遊べそうだ。
さらに近づいてみる。
思ったより急斜面だ。
いや、ね。
こういってはなんですが私は大学4年生。
もう卒業するけど。
そのへんの輩よりは体力ありますわ。
砂に足を持っていかれた。あと普通にきつい。
この頃から老いを感じるようになってきた22歳。
なんとか登りきった。
さて、写真がうまく撮れなかったとき皆さんはどうするだろうか。
もちろん撮り直しを試みるだろう。
当然私だってやりますよ。
ブログにあげる以上、うまくなくても、
なるべくきれいなものを撮りたい。
現に画像フォルダの記録を見たところ、
日本海パノラマパート2は7回も撮り直していた。
それではフォルダの7つ目に残されていた、
日本海パノラマパート2をご覧いただきましょう。
どうしてこれでいいと思ったのか。
最後に残されていたということは、
これで満足したということである。
疲れて判断力が麻痺していたのだろうか。
にしてもあまりにもお粗末な出来である。
きれいな写真が欲しければ是非鳥取砂丘へ、
皆さん自らで撮りに行ってくださいね。
ということで鳥取駅にバスで戻った。
昼飯はここに決定した。
すなば珈琲である。
ス◯バじゃないよ、すなばだよ。
さて、このすなば珈琲であるが、月曜から夜更かしにて、「鳥取・島根県にはスタ◯が無い問題」のトピックに対して鳥取県知事が
「スタ◯はないけど日本一のスナバはある」
という自虐ジョークを聞いて、
「じゃあ、◯タバと砂場にちなんで、すなば珈琲作ったろ!」
という理由で開店した。
まさに行動力の化身。
ただし、現在では両県ともに◯タバがある。
いや、人!!!
連休中というのもあるがとにかく並んでる。
話題性も上々だ。
ホットサンドセットを食した。
ただ並ぶのに予定外に時間がかかり、次の列車が決まっている以上ゆっくりできなかった。
現在、すなば珈琲は10店舗。画面の前の皆も鳥取県に来たら行ってみてはどうだろうか。
なお、リンクを貼っても開かない人もいるだろうからここで一部紹介するが、リンクを開いた時の画像がこちら
シアトルはスタバの総本山。完全に喧嘩を売りに行っている。
智頭急行線は関西と鳥取を結ぶために山あいをほぼ直線上にブチ抜いて作られた路線である。沿線にほとんど人が住んでいないが、特急の通過料だけで黒字を叩き出している。
特急のために作られた路線であるため、単線非電化区間としては異例の、130キロの高速で駆け抜けて行く。上郡で山陽本線に合流し、2時間強で鳥取駅から新大阪駅にたどり着いた。
ここから新幹線で京都に行く。
さてここで、先程の「スーパーはくと」は京都行なので、あのまま乗っててもよかったはずだ。乗り換え時間なども考えると新幹線の方が遅く着くこともある。
ここにはテクニックが隠されているので紹介しよう。
まずは今回の旅の切符をもう一度。
これは、新幹線と特急を乗り継ぐと特急料金が半額になるというものだ。(条件制約あり)
今回の場合、智頭急行線という別会社を通っているので、
その分は半額にならないというさらにややこしい特例があるが、
鳥取→新大阪: 1500円
新大阪→京都: 860円
合計: 2360円
もし京都まで特急で通して乗ると2580円。
新幹線に乗り継いだ方が安いのである。
いろいろと説明してしまったが、画面の前の皆様は
「新幹線と特急を乗り継ぐと特急料金が半額になることがある」
とだけ覚えておいてもらえば、この先トクすることがあるかもしれない。
ただし、JR九州ではこの規則は適用されないので注意。
京都に着きシュウと合流。
晩飯は一乗寺のラーメン「びし屋」に並んだ。
実はこの日のうちに熊本まで戻るつもりではあった。
しかしシュウは泊まっていくことを提案。
彼は京都のアパートを既に退去していたため宿はないのだが、
「一人でホテル泊まると5800円取られるけどツインなら2人で8000円になるんや。だから泊まって、京都でしか手に入らない土産あげるから。」
まあ、たしかに今日無理に熊本に帰ることもない。
決して土産に釣られたわけではないんや…決して…
土産といえば私も彼に山陰土産を買ってあげていた。
彼は鷹の爪団が好きだったようなので。
五条のホテルで夜を明かし、翌日昼、京都駅へ。
研究室をサボって食うランチはうまい。
しかし、いつまでもはゆっくりしていられない。
ランチの後は新大阪から博多まで新幹線を使って、熊本に帰ったのであった。
帰宅後、別れ際に渡された土産を確認する。
土産は外袋で包まれている。
大きさ的には八ッ橋か?
いやいや八ッ橋は確かに貰うには嬉しいが「京都でしか買えない」だからなあ。少し微妙な線ではある。
厚みを確認すると八ッ橋にしては薄い。
京都なら…京都のめっちゃいいお茶パックだろうか。
いや、いくらなんでもそんなお高いものは流石に申し訳ないですわ、と呟きながら外袋から中身を取り出す。
京都でしか買えない、シュウから託された土産。
京都市指定ゴミ袋だった。